「どのくらいの頻度で洗えばよいですか?」
このご質問、とってもよくいただきます。
これには、こう答えています。
「膿皮症やカイカイなど、皮膚トラブルが出ている時は週に2回。
出てないなら、夏場は週に1回。
冬場は2週間に一度くらいでもよいと思います」
(ちなみに我が家では、冬でも週一くらいで入れてます)
すると「そんなに頻繁に入れてもいいんですね!」と、びっくりされることも。
“洗いすぎるとよくない”と思っている方、実はけっこう多いんです。獣医師さんに、そう言われたことがあるんでしょうね。
でもなぜ「洗いすぎはダメ!」と言われちゃうんでしょうか。
その理由は3つ。
(1)薬用シャンプーはじめ、多くのシャンプーが肌に刺激が強い成分を配合していたり、必要なうるおいまで奪ってしまうから。
(2)正しいやり方でシャンプーができていないため、肌に刺激を与えてしまうオーナーさんが多いから。
※正しいシャンプーの方法については、Instagramに動画をアップしているので、参考になさってくださいね。
(3)水に濡れると、肌のうるおいが流れ出てしまい、洗う前より肌が乾燥するから。
そうなんです! なんと、お湯に濡れると肌から水分が蒸散してしまい、乾燥してしまうんです。
ちなみに、保湿成分を配合していないシャンプーで洗った後、肌の水分量を測定したところ、3日たっても肌のバリア機能が元の状態に戻っていない可能性を示唆するデータが出たという研究結果もあるんですよ。こわっ!
だから洗いすぎると乾燥しちゃうんですね。ただしこれは、【一般的なドッグシャンプー】の場合。
maison de nicoのドッグシャンプーには、保湿成分をたっぷりと配合しているので、シャンプー後もまったく乾燥しません! 乾かないどころか、ちゅるんちゅるん!!!
だから乾燥を心配することなく、まめにお風呂に入れてあげましょう。
だってだって、膿皮症やマラセチア皮膚炎など、お肌の菌が繁殖して起きる肌トラブルや、アトピーの子が花粉やハウスダストでカイカイするのを予防するには、洗い流してあげるのが一番なんですから。
とくに菌がうじゃうじゃ増える夏場は、お肌の弱い子ほどせっせと洗い流してあげてくださいね。
ただし、犬種によってベタつきやすい子や、高齢でシャンプーが体の負担になる子など、
適切な回数はその子によって変わってきますので、
それぞれの子にあった回数を、飼い主さんが見極めてあげることが大切です。
ちなみにお風呂に入ると、肌の水分が流れ出して乾燥してしまうのは、人間も一緒。だから、長風呂はあんまりよくないんです。長くても湯船につかるには、15分くらいにしておくべき。
と人には言いつつ、お風呂の中でゆっくりネトフリ見るの、やめられないんですけどね…。