
「犬にティーツリーオイルは危険」という情報、たびたび目にしますよね。
もし本当に危険なら、なぜティーツリー配合のペット用品が世界中で何百、何千種類も売られているんでしょうか?
結論から言うと、危険なのは「原液をそのまま使う」場合だけ。
市販のペット用品は問題ありません。
「ティーツリーオイルが危険」という誤解が生まれた原因①
2014年に発表された論文

誤解の一番の原因と思われるのが、2014年の論文「「Concentrated tea tree oil toxicosis in dogs and cats(高濃度のティーツリーオイルによる犬・猫への毒性)」。
この研究では、100%濃度のティーツリーオイルによるよだれ・震えなどの中毒事例が報告されていますが、0.1ml~85mlという大量の「原液」のティーツリーオイルを直接塗ったり舐めたりさせています。
つまりこの論文は、わざと大量に犬猫の肌にティーツリーオイルを塗ったり、食べさせたりしているんです。
85mlなんて犬や猫に限らず、人間だって中毒になる量ですので、体の小さい猫や犬が中毒を起こすのは当たり前なのです。
「ティーツリーオイルが危険」という誤解が生まれた原因②犬と猫を混同している

そしてもうひとつの誤解の原因が、猫と犬を混同していること。
猫は精油を体内で分解・排出する酵素が少ないため、犬に比べて圧倒的に中毒の危険が高まりますが、犬はこの酵素を持っています。

「ティーツリーオイルが危険」という誤解が生まれた原因③犬用品と論文では濃度がまったく違う!

そして1番大事なポイントが、論文は100%濃度を使った時の症例だということ。
しかし市販の犬用シャンプーに入っているのは0.5~1%未満(100倍以上に薄めたもの)なので、中毒になる危険はありません。
それどころか、ティーツリーは正しく使えば犬にとってメリットだらけなんです!
【嬉しい効果】
・強力な殺菌・抗菌作用で膿皮症やマラセチアの原因菌をやっつける!
・なのに薬用シャンプーとは違い美肌菌は殺さない
・かゆみを抑える
・免疫力アップ
・消臭
・ダニ、ノミを寄せ付けない
しかもこの効果は薄く希釈しても十分にあることが分かっています。

【ティーツリーオイルで気をつけるべきこと】
・希釈してない原液を直接塗らない!
・大量に誤飲したら病院へ
・万が一アレルギー反応が出たら、使用を中止する
これらの正しい知識を知った上で使えば、ティーツリーは頼もしい味方。愛犬のスキンケアの救世主となる成分なんですよ!









